「孫」への生前贈与ならば、「子」と違い遺留分の心配が少ない

私は「孫」で、妹と一緒にこれから「祖父」から生前贈与をしてもらう予定です。

しっかり働いていた父方の祖父は退職金や年金等を始め、そこそこ財産を持っています。

しかも高齢になってきてほとんどお金を使ってこなかった為、通帳の中には把握した限りでは2000万円を超える金額が入っていました。

そこで最初は、孝行な「父」に生前贈与をという話がありました。

しかし父が「遺留分」の事を知り、急遽「孫」の私達兄妹に変更となった次第です。

せっかく生前贈与しても「遺留分」請求があっては意味がない

当初は「父」への生前贈与の予定でしたが、父には2人の弟達がいる関係で私「孫」へ変更となりました。

というのも、私にとって叔父にあたる、父の兄弟達の仲がとても悪く、ほとんど顔を合わせる事もないほどの状態だからです。

コミュニーケーションすらうまくいかない状態で、父の弟達2人の兄弟間はさらに悪く、大人気なくも未だに手がでるような喧嘩をするほどです。

その為、財産を持っている祖父がもし亡くなり、あとになって生前贈与について文句を言われる可能性がかなりあります。

父の兄弟達も遺産相続をする気ではいるので、当然「遺留分」の事を持ち出す可能性もあります。

その為、せっかく「父」に生前贈与できたとしても、これでは意味がありません。

加えて、祖父の生命保険の受取人が祖父の三男だけという、これまた不公平な状態になっていて、祖父の遺産相続では相当もめることが見えています。

そこで、白羽の矢が立ったのが「私」と妹でした。

孫の私達であれば、(一定の条件はあるものの)「遺留分」を考慮しなくて済みます。

しかも「孫」は私達兄妹だけなのです。

叔父らには子供がいない為、大変祖父には可愛がってもらって育ちました。

ところで、介護が必要になった祖父に対して、叔父らは何もしようとしません。

結局父と私達孫が面倒を見てる状態なのです。

はじめこそ、私は「生前贈与」という言葉からして、祖父に対して失礼と思い、受け取るのを渋っていました。

しかし親の面倒もみない叔父らの行動を見て、この人達に無条件に遺産が流れていくことを考えたら、無性に腹が立ち、受け取る事を決意した次第なのです。

ひとまずは「私」と「妹」で各110万円ずつを生前贈与してもらう

生前贈与をしてもらう事を決めた私達「孫」ですが、祖父は太っ腹に各々に110万円ずつくれると言ってくれました。

つまり、合わせて220万円も出してくれるわけです。

しかも、来年にもくれるとの事…。

これはまだまだお金が必要な私達にとっては本当に嬉しいことです。

ちなみに110万円なのは、まさに贈与税の課税対象ギリギリのラインだからです。

これを超えると税金が発生してしまいます。

さすがに貰うだけなのに、税金を払わなきゃいけないのはバカバカしいので、対策を考えた次第です。

さらに私達兄妹はすでに30を過ぎていますので、教育資金贈与制度(一定の条件を満たす事で、1500万円まで非課税)が使えません。

また、はじめての生前贈与という事もあり、慎重を期してひとまずは110万円(以下)にする予定なのです。

尚、毎年いついつと決めてしまうと、問題があるようですので、それもしないようにする予定です。

そんなに心配する事はないという弁護士さんもいましたが、それをすると税務署に税金逃れと目をつけられることもあるようで、若干の注意がいるとのことです。

他にも、本当に生前贈与であるかどうかを、税務署が調べることがあると弁護士さんに聞いたので、その対策としてあえて110万円を超えて贈与する方法もアリだそうです。

というのも、贈与税を払う事になるので、それが生前贈与をしてもらったという証になるわけです。

私の父兄弟のように家庭内にトラブルがあるのであれば、あとで文句を言われないようキッチリ生前贈与である証明ができるようにしておくのも手なのかもしれません。